コマ撮りアニメーション「マルとマリ」
高校3年生の頃、全て一人で作り上げたコマ撮りアニメ、「マルとマリ」
・コマ撮りアニメ「マルとマリ」あらすじ
女の子のロボット(マリちゃん)とデートの約束をしていることを忘れ、居残りをしている男の子のロボット、「マルくん)」。
マリちゃんを待たせていることに気づいたマルくんは、先生にバレないように何度も逃亡を試みるが…
しかし…
急いで駆け寄ったマリちゃんの目の前で先生に捕まってしまう。
課題を山のように増やされてしまうマルくんでした…
・全て一人で。全て手作り。
この動画は、高校3年生(17歳)の頃、卒業制作として制作。
脚本、絵コンテ、ミニチュアセット・人形の制作、音楽、アニメーション、編集を全て1人で作り上げたコマ撮りアニメーション作品。
・「マルとマリ」ができるまで
それでは、このコマ撮りアニメーション「マルとマリ」ができるまでの過程をご紹介していきます!
【脚本】
ストーリーは行き当たりばったりで作るのではなく、始まりから終わりまでをキチンと考えておきます。
そうすることで、後で迷ったりすることがなく、スムーズに制作を進めることができます。
【絵コンテ】
脚本を元に、シーン毎の構図や尺を決めていきます。
アニメーションの設計図です。
この「マルとマリ」では、絵コンテで描いたのはいいものの、撮影が始まってから「技術的に無理」と泣く泣くカットしたシーンも多いです。
この「待ちくたびれたマリちゃんがマルくんにメッセージを送る」シーンの絵コンテは…
こんな風に、初期段階から構想をしっかり練っています。
設定や絵コンテを見てから本編を観ると、また違う面白さが味わえます。
例えば、マリちゃんがメッセージを送っている時間や、マルくんの行動などに違いが…
【人形の制作】
前作「故障中」で作ったロボット「マルくん」をベースに作りました。
前作からの変更点としては、耳(ヘッドホン)がつき、身長が伸び、目の縁が綺麗になりました。
【ミニチュアセットの制作】
今回の舞台は学校の教室なので、机と椅子を42セット手作りで作るところから始めました。
1セット作るのに6時間ほどかかるので、6×24で144時間、日数的には3ヶ月かけて制作しました。
天井はプラ板、脚はプラ板を熱で曲げて再現しています。
そして42セット組み上がったら黒板・教卓・掃除用具入れ・棚などを作っていきます。
【撮影】
セットと人形ができたら、照明を当てて撮影していきます。
今回は24フレームで撮影しているので、24枚写真を撮ってやっと1秒の映像が出来上がる計算です。
一日中やっても、完成する映像は5秒くらいです。
(コマ撮りは恐ろしい…)
【編集】
完成!
これで「マルとマリ」の解説は終わりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして…約4年振りに、コマ撮りアニメ新企画始動!
コマ撮りアニメで世界中の人を楽しませたい、そんな夢を叶えるための第一歩を踏み出します!
株式会社MOZU STUDIOS自主制作映像作品「こびとロボット マルとマリ」の特別映像を、2020年1月1日の昼12時に、Twitter、Instagram、YouTubeで公開します!
YouTube版ではメイキング映像も載せるので、是非ご覧になってください〜!
コメントをお書きください
田中 (月曜日, 06 4月 2020 23:21)
https://youtu.be/c5bPXh7Pb0k
こちらの動画の作品はMOZU氏の物でしょうか…?
Sneeit (日曜日, 09 1月 2022 09:13)
Is there any news about this? New projects or something?
I am really excited to read and inform about something like your work, and I am really <a href="https://fogdeveloper.blogspot.com/2021/11/sneeit-spot-novi-nacin-upotrebe-blogger.html">sad</a> if there is an end to these great things!
園田 (月曜日, 27 3月 2023 13:52)
ロボっよのデザインが気になる